大谷選手の契約金

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 大谷選手の移籍先がドジャーズと決まって、マスコミではこの話題で持ちきりだ。移籍先がドジャースと決まっただけでも話題なのに、契約金が10年で7億ドル、日本円で1015億円というとんでもない金額なのである。さらに、そのほとんどを契約期限切れ以後に受け取るという、これもまた大きな話題になっている。プロ選手でトップの契約になった大谷選手。それが日本人であるということを、同じ日本人として誇りに思う。
 このニュースを見るにつけ思うことだが、どういう内容で7億ドルなのだろうと思う。詳細な契約内容はあるのだろうか。大谷選手の今までの実績をどのように評価しているのだろうか、と思うようになったが、この手のニュースは一向に流れない。明かされないのが通常なのだろうと思う。

 ところでである。人間一人が一生に必要なお金、そして幸福と感じることのできるお金というのは、一体どれくらいなのだろう?少なくとも1015億円ではないだろう。大谷選手の能力を評価した額であるだろうが、果たしてそれだけ必要なのだろうかと思ってしまう。大谷選手は、このお金をどのように使うのだろうか。まあ、人のお金なので他人の私がどうこう言う問題ではないが、せめて1/10000でもユニセフや赤十字に寄付をしてくれたら、どれだけ助かるだろうかと思う。飢餓や貧困、病に苦しむ子どもたちは、世界でどれだけいるのだろう。成長期に十分な栄養を摂取できない子供は、2億人もいるのだ。日本の人口よりも多い。

 大谷選手は、私たちに夢を与えてくれる。WBCでの彼の活躍は、素晴らしかったし、決勝での「憧れるのをやめましょう」は、まさに名言だろう。この契約金、彼が望んだものではないだろう。エージェントが契約交渉した結果である。ただ、言いたいのは、「お金ってこんな使い方でいいのだろうか」ということだ。能力があれば成功を修めることができるアメリカンドリーム。彼は日本人としてそれを実現した。素晴らしいことだ。今度は、この契約金をどのように活用するのかを示すことで、日本人のスピリッツを見せてほしいと思う。

他人の金の使い方にとやかく言うものではないが・・・


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