兵庫県の不思議

,

 12月22日に文科省が発表した「令和6年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」に、精神疾患で休職している教職員数の都道府県別割合が情報提供されていた。パーセンテージの高い順に並べてみたのが、次のグラフだ。

 細かいグラフなので分りにくいが、「合計」と記した赤棒が全国平均の0.77%である。私の住んでいる大阪府は、政令指定都市である大阪市、堺市とともに、全国平均を上回っている。全体的な傾向として都市部の精神疾患休職者の割合が高いように思うが、沖縄県の1.56%は群を抜いて高い。沖縄県特有の事情があるように思う。もし、沖縄県で教育に携わる人で、この投稿を見た方がおられたら、何かコメントをしていただけたら嬉しく思う。

 ところで、外れ値ともいえるほど低いのが兵庫県だ。なんと0.08%なのである。最初は間違いではないかと思ったほどだ。一方、兵庫県にある政令指定都市・神戸市は1.23%と、全国同率4位の高い状況だ。これは一体どういう事だろう。不思議である。
 12月17日には「<担任不在で授業できず自習増><教頭が授業、周りの教師が疲弊>兵庫県公立校で251人教員不足…教職員組合、斎藤知事に署名」という報道があったばかりだ。兵庫県の教職員は、休職という選択をする前に、退職しているという事だろうか。

兵庫県で教員をされている方にも、教えてほしいと思う事象だ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP