欲望は、限界を知らない。11月2日にニュースを見ていたら“頂き女子りりちゃん”初公判というニュースが流れていた。何気なく見ていたが、こんな奴が世の中に誕生してしまったのかと改めて驚いた。簡単に言うと”頂き女子りりちゃん”こと、渡辺真衣(25歳)は、男をだまして金を巻き上げ、あろうことか、男をだますマニュアル本まで販売して金を稼いでいた。そして、稼いだ金はホストにつぎ込んでいたというから、さらに驚きだ。詳しくは、下記のURLを見てほしい。
“頂き女子りりちゃん”初公判 動画の姿から一変 黒髪・メガネ 「マニュアル」販売は…
なぜ、こんな人物が生まれてくるのか。加害者も被害者も、そしてマニュアル本を購入した者も貢がしたホストも、己の欲望を満足させるための亡者のように見えてくる。頂きりりちゃんの過去をネットで検索すると、典型的な生い立ちが浮かび上がってくる。なにせ、ネット情報なので本当かどうかはわからないが、以下のような過去である。
家族構成:父・母・姉・本人
小学校時代:アトピーがひどく学校を欠席がち。小学校時代から男の家に泊めてもらう
中学校時代:不登校で家出。小学校時代からの外泊が続く
高校時代: 高校に進学してコンビニでアルバイト。お客さんの「ありがとう」の一言に感激する。
専門学校時代:トリマーになるために専門学校に通うが、意味を感じなくなり中退。
18歳からソープで働きだし、ホスト通いをする。父は、DVを繰り返し、母は世間体を気にする。姉とは仲が悪いらしい。
このように見てみると、今「トー横」や「グリ下」に集まっている10代の若者たちの生い立ちと似ているように思うのだが、どうだろう。きちんとした教育を受けずに、社会の仕組みもわからず、ひたすら己の欲望を満たすために金を稼ぎ、金を使う。彼らの将来の姿が、ここにあるとは思いたくない。何とかならないのかと思うが、少なくとも学校はこの問題について無力に近いように思う。どうだろうか?
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