ヘイリー撤退!


 スーパーチューズデーの結果を受けて、ヘイリーが大統領選から撤退した。ミラクルは起こらなかった。これでアメリカ大統領選の構図は、バイデンvsトランプとなる。バイデンが言っているように、この選挙は「民主主義の戦い」だ。トランプだけは阻止しなければならない。トランプ阻止のポイントは二つある。
 一つは、共和党のヘイリーを支持した穏健派、反トランプ派の票の行方だ。この票を果たしてトランプが取り込めるか、という問題である。そして党派を超えて、共和党員が民主党のバイデンに投票することはあるのだろうか。日本では起こりえるが、果たしてアメリカで起こるのか。民主党が反トランプ票を取り込むためには、次の二つ目がポイントだ。
 二つ目とは、バイデンがもっと若い候補に自分が獲得した票を禅譲することだ。そうすることで、無党派層や反トランプ層が流れる可能性がある。このまま、バイデンvsトランプという構図で本選に突入したら、僅差でトランプが勝つかもしれない。アメリカでもこの民主党大統領候補差し替えという「プランB」が囁かれている。

 アメリカ大統領選は、世界情勢に大きくかかわるというのは常識だ。ただ、今回の大統領選ほど、世界情勢に影響を及ぼす選挙はこれまでになかったのではないかと思う。今後も注目していきたい。


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