できる限り教育に関する話題をブログで発信しようと思っているが、トランプの大統領就任1か月をうけて、この間のトランプの言動には我慢ならないものがある。2月21日の読売新聞の3面にも就任1か月の記事が掲載されていた。
「我々は4週間で、ほとんどの政権が4年間で達成した以上の事を成し遂げた」
とトランプは豪語している。この矢継ぎ早な政策を打ち出す戦略は、「洪水戦略」と呼ばれ、批判の的を絞らせないようにしているらしい。読売新聞にもトランプ政権が打ち出した施策が列挙されていた。
<内政>
▶連邦政府職員の大量解雇。早期退職の奨励
▶少数派に配慮する「DEI(多様性、公平性、包括性)」政策の廃止
▶2021年度の連邦議会占拠事件で収監された支持者らへの恩赦
▶不法移民の取り締まり強化
▶省庁の不正を監視する監察官を解任
▶政権の意に添わないメディアに取材拒否の圧力
<外交>
▶デンマーク自治領グリーランドの領有を主張
▶パナマ運河から中国の影響力を排除、通行料金引き下げを要求
▶米国がパレスチナ自治区ガザを「長期的に所有」し、再建すると主張
▶中国からの輸入品に10%の追加関税
▶ウクライナの紛争終結をめざしロシアと協議
である。このような政策を貫く本質は、自分の意に添わぬものは悉く排除し、自分の思い通りに世界を動かしたいという事だ。これを何というか?独裁者というのだ。最も許せないのは、ウクライナを抜きに米ロ交渉を行い、停戦交渉をしようとしていること、ガザを所有し、パレスチナ人を追い出そうとしていることだろう。トランプには人権も民主主義も一切ない。これで「ノーベル平和賞が欲しい」などとよく言えたものだ。厚顔無恥もここまでくれば、逆にノーベル賞モノだろう。
ゼレンスキー大統領を独裁者呼ばわりしたが、トランプよ、お前こそが独裁者だ!もう、アメリカから欧州は離れ、発展途上国も離れていく。そこに付け入るのは、習近平の中国だ。トランプこそ、中国を助けているのだ。馬鹿な奴が大統領になると、世界は本当に不幸になる。
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