ゾンビ列車!


 8月18日、朝のNHKニュースを見ていると、栃木県と群馬県を走るわたらせ鉄道が中継されていた。なんと、ゾンビ列車を走らせているのだ。元々足尾銅山の輸送鉄道だったが、足尾銅山が閉鎖されてから利用客が減少。利用客確保に向けて、わたらせ鉄道らしくないことをしようと始まったのが、このゾンビ列車だ。この企画に参加しているのが、地元の桐生市立商業高校である。
 参加しているのは、演劇部員がゾンビを演じ、ダンス部がゾンビにちなんだ創作ダンスを踊る。そしてビジネス研究部が、ゾンビにちなんだ商品開発をするというものだ。中々、面白い。そして、プロの指導を受けているので、ゾンビもバッチリ!このように、高校生が地域の活性化に参加し、活躍するのは、本当に良いことだ。私が附属中学校にいる時も、JR加古川線について探求している生徒がいた。なかなかよく調べていたが、その後どうなったのだろうか。
 全国的に人口減少が進み、地域の足である鉄道は、ドンドン廃線に向かっている。地域を活性化するために、知恵を出し合い、若者が参画することはとても素晴らしい。大人であるプロと接することで、生徒達も学ぶ点は多々あるだろう。それこそ社会に開かれた教育だ。このニュースを見た生徒達も、「よっしゃ!次は私たち!」と一念発起してほしいと思う。


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