やるね!阪神タイガース

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これは朗報だ。プロ野球の阪神タイガースが来年度、甲子園球場がある兵庫県西宮市と連携し、主に公立中学校の部活動を地域クラブに移す「地域展開」の支援に乗り出す。学校に代わる受け皿となる地域クラブの運営費を支出し、阪神などで活躍した元プロ選手を指導者として派遣する。

 中学校の部活動が、地域展開されようとしている。しかし、二つの課題が壁のように立ちはだかっている。それは、ヒトとカネの問題だ。指導者の確保と資金である。この問題が解決しない限り、地域展開はなかなか困難だ。そこで、今回の阪神タイガースの取組である。プロ集団が部活動支援に乗り出すのだ。ヒトの課題もカネの課題も解決する。そして、プロ集団についても、スポーツのすそ野が拡大する良い機会だ。Win-Winの関係である。

 この取り組み⇒取組は、野球以外でも様々なスポーツに広がるのではないか。いや、広がってほしい。多くのプロスポーツチームは、地域に根づくことを1つの活動スタイルにしている。野球以外にもサッカーはJ1、J2と組織がしっかりしている。バスケットボールもバレーボールもプロ化の動きが早まっている。 

 行き詰まりかけている部活動の地域展開に、新たなモデルが誕生しそうである。

(読売新聞より)


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