2月1日、河内長野市の都市マスタープラン改定に向けた市民参加のミーティングがあったので、参加してきた。題して「まちづくりEXPO~未来の河内長野をあなたの『本音』で描こう~」という集まりだ。ミーティングは、至ってよくあるパターン。6つのグループに分かれ、各グループ4人から6人程度。各人が自分の思うところをペーパーに書き、よく似た考えをグループにまとめ、最後にグループのタイトルをつけて、全体で発表というものだ。いわゆるKJ法というものである。府立高校に勤務していた時から何回も経験したやり方である。
今回は、ザクっと4つのテーマが設定されている。
★河内長野駅前 ★幹線沿道 ★住宅地 ★里山
である。更に、市からの情報提供として、現在建設作業が進んでいたり、計画されていたりする施策も紹介された。列挙すると
①河内長野駅前の空き地の利用
②千代田台赤峰地区に建設されようとしている新学校給食センター(この建設で、中学校にも給食が支給されることになる)
③小山田西産業用地の活用
④外環沿道(高向・上原地区。和歌山方面道路と関空につながる道路の交差点にあたる地区で、堺方面にも新道路が計画されている)
⑤南花台中央公園(女子サッカーチームのスペランツァ大阪のスタジアムの建設を計画)
⑥美加の台小中学校が小中一貫校として中学校の敷地に統合
というものである。これらの情報を受けて、各個人・グループでアイデアを出し合う。
私がどんなアイデアを出したかというと、以下の内容だ。
❶外環沿道は、現在も整備作業が進んでおり、商業施設も誘致されている。河内長野市は市内の各駅にすでにスーパーがあり、山間部は別にして買い物に困るということはない。新たに商業施設を誘致するならば、広大な土地を活用してシネマコンプレックスを誘致してほしいという事だ。河内長野市の住民はもとより、周辺自治体、和歌山県橋本市までターゲットにすることができる。
❷小山田西産業用地にAIデータセンターを誘致すること。堺のシャープの工場の跡地にKDDIがデータセンターを建設したが、ニュースを見ていて、「なんであんな海沿いに?」と思った。南海トラフの巨大地震が発生して津波が押し寄せれば、甚大な被害がもたらされる。そんなことも考えていたので、地盤が安定して絶対津波が来ない河内長野市は最適ではないかと考えた。私たちのグループの世話をしている市役所の人は、「データセンターは雇用を産み出さない」と言ったが、いざ、大地震が発生した時、ネット環境の確保はインフラとして重要な面を持つ。雇用の観点ではなく、防災の観点が必要と思うのだ。後の発表で代表が「AIデータセンターの誘致が提案されました」と報告した時、会場からは「ウォー」とざわめきが起こったことからも、注目されるべき提案だったのだろう
❸駅前の問題では、高野街道という統一したコンセプトでの街づくりを提案した。河内長野市は、東高野街道・西高野街道・中高野街道が全て河内長野駅で合流することになる。そして、高野山に向かっていくのだ。駅前からほんの僅か30mも歩けば、歴史を感じる街並みが続いていく。ところが、駅前の施設には何も高野街道を感じさせるものが無い。インバウンドにも高野山は「聖地」として人気である。そのゆかりの宿場町として河内長野をもっとアピールするのが良いのではないかと思うのだ。
❹最後は、教育である。美加の台小中学校の小中一貫校としての統合が計画されているが、私は全市の国際バカロレア認定校を提案した。この提案は、市役所の人もグループの人にも、そして参加者の誰にもピンとこなかったようだ。教育関係者が参加していない集まりだから仕方ないと思う。しかし、国際バカロレアを町ぐるみで取り組み、移住者が増えているという実践が報告されている。河内長野市も移住者が増えているという事だが、それは防災に関することである。子育て世代に移住してもらうには、特色ある教育を実践しなければならない。4月には、教育に関するフォーラムもあるので、機会があれば提言したいと思っている。
以上、街づくりのミーティングであるが、西野市長に代わってから様々な取り組みが行われるようになり、河内長野市にも活気が出てきたように感じる。このミーティングの内容が、どのように市政に反映されるのかわからないが、市民のアイデアを反映してほしいものだ。

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