当初の自民党案から公明、維新の案を丸呑みした修正案が、衆院を通過した。これから参議院での議論が始まる。この間、この政治資金規正法の議論を様々なメディアで取り上げられているが、どうもしっくりこない。一番、ピタッとくるのが、土曜日のテレビ朝日で放送されている「正義のミカタ」に出演しているWEST.の中間君の意見だ。彼は「とにかく透明にしてくれたらいい。企業団体献金も禁止しなくていいし、パーティもやればいい。とにかく入りと出を民間と同じく透明にしてくれたら良い」という意見だ。私もそう思う。
資本主義の国、日本なのだから経団連を中心とした大企業と連合を中心とした労働者がいることは当たり前。そして、中小企業もたくさんあるし、未組織労働者もたくさんいる。自営業者もたくさんいるのだ。それぞれがそれぞれの利益を実現するために、どんな政治をしてほしいか、立場が違えば主張も違う。そして自分の意見により近い政党に投票する。そして、その政党がより力をつけ、政策を実現するように献金する。それでいいじゃないかと思う。労働者の党ではない自民党が企業から献金を受けるのは当然だろう。そうすれば、企業有利の政策が実現されていく。それが嫌なら、野党に献金すれば良いではないかと思う。問題は、入りも出も不透明なことだ。特に政党助成金は、税金である。1円から公表するのが当たり前だろう。それが嫌なら、共産党のように受け取らなければいい。自民党をはじめとした政党は、なぜそれほど入りと出を隠したがるのか。「政治活動の自由」と言って、何かそれらしいことを言っているが、公表できない政治活動とは何なのかと思う。総務省に届けている公党だろう。
維新の10年後の領収書公開も訳が分からない。なぜ10年後なのか?きちんと説明できるのか。なぜ今はダメなのか?立民の「これではタイムカプセルにいれるようなもの」ももっともな意見だ。今まで、維新は改革政党としてそれなりに好意的に見ていたが、これには賛成しかねる。私は、大阪府に住んでいるので、維新の本拠地・本場であるが、次期選挙で維新に投票するかどうか、今後の動きで決めたい。少なくとも政治資金規正法に関しては、維新は国民の動向を見謝ったと思う。維新の支持は伸びないだろう。世論調査をしてほしいと思う。
とにかく、早く衆議院選をやるべきだ!
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