これぞ!STEAMを活用したAgency


 読売新聞大阪版に面白い記事が掲載されていた。大阪府立高津高校で高校2年生が、「食堂モバイルオーダー」を開発したのだ。「総合的な探究の時間」を利用して、「食堂問題」を何とか解決できないかと取り組んだのだそうだ。
 「食堂問題」とは、休み時間の10分の間に食堂に予約しなければならないという問題だ。予約のために、食堂の外まで人が溢れ、10分の休み時間はすぐに過ぎてしまう。これを何とかしたいと考えた。そこで開発したのが、スマホで食堂のメニューを予約できる「食堂モバイルオーダー」である。生徒達には、好評だという。
 また、予約で食堂の外まで生徒が並ぶと言っても、全校生徒の1/8程度の利用にとどまっており、このアプリの開発により食堂利用者が増加したというのだから、食堂の経営者も嬉しい。実は、学校の食堂経営というのはなかなか大変で、値上げもなかなかできない。経営が成り立たなくなって食堂経営から撤退する業者も少なくないのだ。そんな中でのこのアプリの開発は、食堂経営者の救世主になるかもしれない。

 このアプリを開発しようと思った生徒達、彼らこそSTEAMを活用したAgencyの素質を持った若者だ。身近な問題を取り上げ、「こんな風になれば、みんな幸せだよね」というwellbeingをめざすために、STEAMを活用したのである。これが、AgencyとSTEAMの関係をものの見事に表している。

そうは思いませんか?STEAM第一主義の信奉者の皆さん!

高校生が発案・作成!あったらうれしい「学食のモバイルオーダー」待ち時間など解消で利用者増狙う…発案者『改良重ねて“使いたい”と思えるようなものにしたい』


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