これぞ!Agency!

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 2,3日前の朝のNHKニュースで、「オ!」と思わせるニュースが報道された。地球温暖化による気候変動で熱中症などにより命の危険にさらされているとして、10代から20代の若者たちが主な火力発電事業者に対し、二酸化炭素の排出量削減を求め、訴訟を起こしているというニュースだ。訴訟を起こしているのは、愛知や東京など全国の中学生から29歳までの16人。地球温暖化による気候変動で熱中症などによる命の危険にさらされているほか、部活動などが制限されているなどと主張し、発電事業者の「JERA」や主な電力会社など10社に対し、二酸化炭素の排出量を2035年には2019年より65%以上削減することなどを求めている。
 裁判で意見陳述した原告の1人で、福島県に住む佐藤愛晴さん(18)は会見で、

地元の山形でもことし7月、記録的な大雨が降り、被害が出ました。地球温暖化というのはいま対処しなければいけない問題で、いま適切な行動をとらなければ、将来の私たちの生活や、子どもや孫世代への影響も甚大だと裁判で伝えることができたと思います

と話した。これぞ、Agencyではないか。Agencyとは、OECDのeducation2030で提起されたこれからの教育の大きな目標である。2030では次ように定義されている。

自ら考え、主体的に行動して、責任をもって社会変革を実現していく姿勢・意欲

これは文科省が定義しているAgencyの概念である。まさに、この若者たちは、自ら自分たちや人類の将来を考え、今動かなければだめだと訴訟という主体的な行動を起こし、責任をもって地球温暖化に対して社会変革を起こそうとしている。もう一度言う。まさにこれぞAgencyだ!こんな若者が地域を越えて繋がり行動を起こしていることに、大きな感動を覚える。この訴訟!是非応援したい!

若者が気候変動の危険訴えた裁判 事業者側は退けるよう求める

上記の写真は毎日新聞社の提供


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