「高校無償化 私学側と合意へ」ー結局お金?

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 8月5日の新聞にびっくりするような記事が出ていた。あんなに揉めていた大阪府の高校授業料の無償化が大阪府と私学側で合意の方向に動き出したという。吉村知事が、私立高校への補助金の基準となる標準授業料を60万円から63万円に引き上げたのである。この結果、96校が参加していた大阪私立中学校高等学校連合会のうち、41校が負担していたのが、25校に減るらしい。それで、草島副会長は、「英断で前へ進めた」という判断をした。
 当初、私学の特色が失われるとか、保護者負担が増えるとか、大上段に構えた議論を大阪府に吹っ掛けていた私学側であるが、わずか3万円の上乗せがされ、3/4程の私学の負担が無くなれば、「ハイ、OK!」って「ナニ、ソレ?」って思いません?結局、私学って教育の内容や教育の条件を整えるために、「身を切ってでも・・・」という高尚なレベルで学校を経営しているということではなく、「結局はお金ですか?」ということを改めて思った。
 どこかの私立高校の理事は、外車を何台も購入して、それを乗り回しているとかいないとか・・・外車を買う金があるなら、教育条件や教員の勤務条件を改善してはどうだろう。蛍光灯一本買うにも理事長の決裁がいるとも聞こえてくる。私学って「ナニ?」と思う。


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